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TOP コラム 老後資金はいくら必要か、老後生活の何にいくらかかるかを徹底解説

老後資金はいくら必要か、老後生活の何にいくらかかるかを徹底解説

chatこの記事で分かること

ポイント1

老後資金がいくら必要かは、まず老後の生活費用と収入のバランスを考える

老後資金がいくら必要なのかを考える上で重要なのは、老後資金を3つに分けることです。

・生活していく上で最低限必要なお金
・医療費や介護費など、万が一の時のために必要なお金
・趣味や娯楽、旅行などに必要なお金

まずは、老後生活に必要最低限のお金を算出し、年金受給金額と見比べてみましょう。

ポイント2

老後資金として 、医療費、介護費も重要なので多めに見積っておこう

老後資金がいくらかかるのかは「老後も仕事をするのか」、「住居が持ち家であるのか」など、ライフスタイルによって大きく変わります。そのため、老後資金がいくら必要なのかは、ご自身やご家族の ライフスタイルを考慮して計算するべきです。

しかし忘れてはいけないのが医療費や介護費です。

老後は体力的にも衰え、命に関わるような病気を患う可能性もあります。そんなとき、最先端の医療を受けるには高額な費用がかかります。

また、老後は親やパートナーの介護が必要になる可能性もあります。子ども達が介護を手伝ってくれる人もいますが、そうではない方は介護費用が必要なので、介護費用の準備も必要です。

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老後生活に最低いくら必要なのか

老後生活に必要な費用を「食費」「住居費」「水道光熱費」「家具・家事用具」「被服など」「保健医療費」「交通・通信費」「教育・教養娯楽費」「交際費」で細かく分け、その中でも占める割合が多い「食費」と「住居費」について詳しく解説します。

食費

ポイント:2019年総務省「家計調査報告」では食費平均:66,458円

高齢夫婦無職世帯が1ヵ月に使う食費は平均で66,458円というデータが、2019年の総務省家計調査で報告されています。この金額は日本の平均数値であり、住んでいる地域、飲酒の有無、ライフスタイルによって大きく変わります。

食費が少ない例をあげると、普段から上手に節約をしている世帯では食費を1万円以内に抑えることができていますし、農家などは食材を譲り合うことで食費を節約できます。

反対に、都内で外食中心、飲酒も多めという食生活をしていれば食費は平均の66,000円では収まりません。食費だけで毎月15万円以上かかる生活を送る方もいます。

これはあくまで傾向ですが、定年退職するまで食費のことを一切気にせず、外食多めの食生活を送っていた方が、定年退職後に急に節約した食生活を送ることは難しいようです。

老後の食費がいくらかかるのかは、現在の食生活からかけ離れたものではなく、今の生活をベースに考えるようにしましょう。

住居費、水道光熱費

ポイント:家族構成、持ち家か賃貸か、を考慮して計算しよう

老後資金がいくら必要かを考えるとき、住居や水道光熱費にかかる費用もとても重要です。2019年の総務省家計調査報告では、高齢夫婦無職世帯の平均は住居費が13,625円、水道光熱費が19,983円、合わせて33,608円となっています。

 

注目すべきは、住居費が少ないという点です。これは、多くの高齢者は持ち家に住んでおり、住宅ローンも既に払い終わっているからです。

しかし、持ち家でない方は、老後も賃貸料を支払う必要がありますので注意しなければなりません。

特に、家族5人で大きなマンションを借りている方などは、定年退職後もそのまま家賃を払い続けられるのか見直さなければいけません。自立した子どもと一緒に暮らすことで、子どもに家賃を負担してもらえる場合もあります。

ライフスタイルによって住居にかかる費用は大きく変わるので、老後を迎える前に整理しておきましょう。

このように、住居に関してはライフスタイルや所有状況によって、老後資金がいくらになるのかを考えるときに大きな影響を与えます。

その他費用

ポイント:衣類や家具、通信費、社会保険料などの非消費支出で約15万円が必要

老後資金がいくら必要かを考える上で重要なポイントは、各自の老後のライフスタイルであり、「食費」「住居」に関してはライフスタイルによる変動が大きいことについて解説しました。

 

しかし、生活費全体を占める割合では「食費」と「住居費」は合わせて約40%で、半数以上はそのほかの費用が占めます。

2019年の総務省家計調査報告から、そのほかの費用の平均金額を紹介します。

・交通・通信:28,328円
・交際費:25,749円
・教養娯楽:24,804円
・保健医療:15,759円
・家具、家事用品、衣類:16,165円
・非消費支出:30,982円
・諸雑費、仕送り金など:21,979円

・合計163,766円

これらの費用もライフスタイルや、節約するしないによって増減はありますが、食費や住居費に比べるとインパクトは小さいです。

これらの費用は節約をすればある程度抑えることができますが、老後生活の見積りとして、上記の平均金額の合計である15万円程度をみておいた方が良いでしょう。

医療費、介護費はいくら必要なのか

医療費

ポイント:用意しておきたい医療費は夫婦世帯なら1,000万円

厚生労働省の平成29年度「参考2生涯医療費」より、日本人が生涯で必要とする医療費は男性が2,622万円、女性が2,831万円で、70代以上から特に医療費が高くなっており、最も高額となっているのは75~84歳です。

一生にかかる医療費のうち、約6割が定年後に必要とされ、その額は約1,600万円です。健康保険に加入している場合1,600万円すべてを自己負担するわけではなく、負担は1割~3割となります。しかし、仮にすべて1割負担で済んだとしても、夫婦世帯では320万円が老後の医療費として必要という計算になります。

さらに、医療費用について知っておかなければいけないことは、健康保険適用外のサービスは全額自己負担になることです。具体的には、入院時の食事代や差額ベッド代、保険適用外の治療費や手術代、先進医療などが挙げられます。

生命保険文化センターの令和元年「生活保障に関する調査」では、差額ベッド代、食費を入れた入院時の1日あたりの自己負担額は平均23,300円、平均入院日数15.7日でした。単純に計算すると、23,300円×15.7日=365,810円となり、1度の入院にかかる費用は、約37万円です。

医療費を考慮した老後資金をいくら用意しておけば大丈夫かは明言できませんが、保険適用外の費用を含めて、入院すると1カ月あたり40万円前後のお金が必要になると思って資金計画を立てた方がよいでしょう。

また、「先進医療」についてですが、厚生労働省のHPによると、2020年の時点で先進医療は83種類あります。平成28年7月1日~平成29年6月30日に実施された先進医療で多かった医療上位3つは以下のとおりです。

1.「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建(白内障の治療)」:14,433件(581,224円/件)
2.「前眼部三次元画像解析(眼の検査方法)」:11,195件(3,484円/件)
3.「陽子線治療(がんの治療)」:2,319件(2,765,086円/件)

万が一のときに先進医療を受けたいと考えている方は、民間の医療保険などで先進医療特約をつけることをおすすめします。その際は、給付の条件をよく確認しておきましょう。

老後資金がいくら必要なのかを考える上で、医療費の見積りはとても重要です。日本という医療が発達した国で老後を過ごすのであれば、最先端の医療を受けられるよう、医療費には余裕を持って夫婦世帯なら1,000万円ほど用意しておきたいですね。

介護費

ポイント:用意しておきたい介護費用は夫婦世帯なら1,000万円

いざというときのため、家族になるべく負担をかけずに済むよう、介護費用は用意しておきたいものです。健康な間はなかなか実感できませんが、老後資金としていくら介護費用を用意すれば良いのか、解説します。

まず、介護が必要な状態になり、介護保険サービスを利用することになった際には、「要介護認定」が必要になります。要介護認定では、介護がどれほど必要なのかの程度により、「要支援1、2」、「要介護1~5」のいずれかに分類されます。お住まいの市区町村の窓口で介護認定の申請をし、認定を受けた後、公的な介護保険サービスを利用できるようになる、という流れになります。

介護サービスを利用する際には、原則として1割※が自己負担となります。また、給付上限額(支給限度額)は、介護度に応じて決められています。
※高所得者は2~3割

介護の期間と費用について、生命保険文化センターの平成30年度「生命保険に関する全国実態調査」では以下になります。

期間:平均して54.5ヶ月(4年7ヶ月)
費用:公的介護保険サービスの自己負担費用を含めて月々7.8万円+介護による住宅改修や介護用ベッド購入などの一時費用約69万円

平均期間にかかる費用合計は、(7.8万円×54.5ヶ月)+69万円=494.1万円となり約500万円が必要という結果になりました。夫婦世帯では500万円×2人=1,000万円が介護費用として準備しておきたい金額となります。

趣味、娯楽の費用

ポイント:老後は時間に余裕が生まれ、好きなことに好きなだけ時間を使える

老後にかかる費用として、生活費や医療費、介護費は非常に重要ですが、趣味や娯楽にかける費用も非常に大切です。その理由は、現役で働いていたときは忙しくてできなかったことも、退職したことで時間に余裕がうまれ、好きなことに好きなだけ時間を使うことができるからです。

今までできなかったことに挑戦したり、行きたかった海外に行ったり、老後の人生を豊かにするためにも趣味や娯楽にかける費用は多く用意したいところです。生活費や医療費、介護費用を用意するだけでも大変かも知れませんが、老後に自分の好きなことを満喫したいのであればより豊富な老後資金を用意しておきましょう。

▽老後資金が必要な理由について詳しく知りたい方はこちらから

老後資金の準備は必要不可欠、20年以上の老後生活は年金だけでは不足

まとめ

老後資金がいくら必要なのかについて、考えるべきポイントは、最低限必要な生活費用がいくらになりそうなのか、今のライフスタイルをもとに無理のない予想を立てるということです。

その金額が老後の収入に対して、いくらプラスなのかマイナスなのかを把握し、老後生活30年で必要な金額を計算しましょう。

その金額に加え、医療費、介護費を合わせて夫婦世帯であればプラス2,000万円を用意しておけば老後資金として安心できると言えます。

生活費に加えて、医療費や介護費だけで2,000万円も用意するのは簡単ではありません。老後資金の用意に不安を抱えている人はたくさんいます。そんな方におすすめしたいのが、お金についてプロに相談をすることです。

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